NHKラジオ英会話

ラジオ英会話2023年10月号第1週の深堀り(Lesson121-L124)

こんにちは。イマココ英語事務局のShinです。

ラジオ英会話は教材として素晴らしすぎて、番組やテキストで紹介されないポイントがたくさんあります。それらが埋もれないようにキラリと光る学びを深掘りしてます。

普段、Xでもそうした深掘りを呟いていますが、ツイートでは紹介しきれない気づきも記載しています。

この素晴らしい番組の学びを2倍、3倍の高めていただくことにご活用ください!

下記で紹介するダイアログの英文と和訳は特段説明ない限りは、ラジオ英会話のテキストからの引用となります。

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Lesson121_10/2(月)

Personally, I like them, but I'm thinking about our fan base. (Cynthia)
個人的には好きよ、でも私たちのファン層の事を考えているの。

①fan base「ファン層」

baseは基盤という意味があるように、一人一人のファンというよりも、バンドを継続的に支持して(そしてお金を使って)くれるファン全体を指すイメージです。

ビジネスでcustomer baseという言葉もよく見ますね。ex. We need to expand our customer base for further growth.

Cynthiaのマネージャーに求められるビジネスセンスを感じる語彙で、Billが信頼するのもよくわかります。

②ところで、fanの語源をご存じですか。

fanatic(熱狂的な、狂信的な)という形容詞が短くなったものなんですよ!

③Personally [A] but [Aと異なること].

という言い方も、相手を不用意に傷つけない言い回しとして便利ですね。

例:Personally I like this design but I am not sure if this meets customers requests.

(個人的にはこのデザインが気に入っていますが、お客様の要望に合致しているかどうかは確信が持てません。)

Lesson122_10/3(火)

Renji: Your neice? How old is she? 先生のめいごさんが?年はおいくつなんですか?
Aoi: Ten. 10歳よ。

年齢のことをいうとき、私はついShe is ten years old.と丁寧に答えがちですが、自然な会話の中ではTen.と数字だけで十分ですね。

She wants to buy a Halloween costume. (Aoi)
ハロウィーン用の衣装を買いたいそうなの。

日本でもハロウィーンは娯楽・イベントとしてすっかり浸透してきた感がありますね。

ハロウィーンの衣装はcostume。

南に、日本語でコスプレという表現がありますが、これはcostume playの略で、英語に逆輸入され、cosplayは英語にもなっています。

ただし、cosplayはサブカルチャーとしてアニメや漫画のキャラになりきる文脈で使うので、ハロウィンの際の仮装をcosplayとは言わないそうです。

参考:

Lesson123_10/4(水)

I'm sure you'll be OK. (Rintaro)
きっと君なら大丈夫さ。

日本語だと、頑張って、頑張ろうという語彙で済ませがちですが、英語の励ましのバリエーションを持つのは結構大変ですよね。

この表現は、中学生レベルの単語だけで構成されていますが、Youの実力や人柄を信じて、背中を押してあげる気持ちがこもった良い表現ですね。

2023年8月号Lesson96-99では励ます表現がたくさん取り上げられていましたね。

L98では「励ますー状況に問題はない」というテーマでダイアログでは以下の表現が取り上げられています。

I'm sure everything will be OK. (Mr.Morikawa)

この機会に復習致しましょう!

agree withとagree toの違い

Typical ExpressionsでI agree with you.とI agree to his plan.という文が併記されており、テキストでは

「誰か(あるいはその意見や方針)に同意ならwith、契約や提案(に従うこと)への同意ならtoを用いましょう」との解説が記載されています。

私が主催する復習会の参加者の方から違いがよく分からないというご質問を頂戴し、考えてみました。

withの「一緒」のイメージ、toの「方向」のイメージを意識してみると少しわかりやすいかもしれません。

withは「一緒」なので、目的語と同じ考えを持っているという意味での同意、toは示された何かに向かって同意する。というニュアンスを感じます。

従い、「目的語と(すでに)同じ考え・意見を持っている状態」にフォーカスするならwith、

「目的語と同じ考え・意見へ向かっていく自分の考えの形成・変化」にフォーカスするならto

と言えるのではないでしょうか。別の単語で言い換えれば、agree withはshare 、agree toはacceptが近い気がします。

イメージ

Lesson124_10/5(木)

I didn't feel like complaining to the staff. (Gary)
店の人に苦情を言いたくなかったし。

complainは自動詞なので「誰々に苦情を言う」はcomplain toとなります。「ーに関して苦情を言う」ならcomplain of/aboutですね。

続いてstaffですが、この単語の元々の意味は「杖」。

「杖によって職業上の身分・地位を表すことから今日の「職員」の意が生じた」(三省堂『英語語義語源辞典』)そうです。

staffは集合名詞で単数形のまま(staffsにならずに)職員全体を指しています。

そういえば、今週の放送で一度この単語、出てきています。ご記憶でしょうか?

Lesson122のTypical Expressionsで

We're short-staffed today. 今日は人手が足りないのです

という文がありましたね!staffが職員を配置する、という動詞として使われていて、それがshort(足りない)ことを

short-staffedという形容詞(過去分詞)で示しています。

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