目次
まずは聴いてみよう
ウクレレ歌唱動画も見てみよう
歌詞をチェックしよう
Row, Row, Row Your Boat
Row, row, row your boat
Gently down the stream
Merrily, merrily, merrily, merrily
Life is but a dream.
君のボートを漕げ 漕げ 漕げよ
優しく流れを下りながら
楽しく 楽しく 楽しく 楽しく
人生は夢に過ぎないのさ
音読してみよう
歌詞の朗読を聞いて、シャドーイングしてみましょう(イギリス発音)。
協力:音読さん
語句解説
- row:漕ぐ。rawは生の、lowなら低い、lawなら法律というように、似て非なる単語があって、英語は奥が深いですね!
- stream:小川、流れ。インターネットラジオなどのstreaming(ストリーミング)もライブで音声が流れているイメージです。
- merrily:楽しく、愉快に。これは副詞ですが、形容詞系のmerryはMerry christmas!(メリークリスマス!)でも使われますね。
- but:単に~だけ。ここでは「しかし」という意味ではありません。onlyやjustと同じ意味で使われています。少し古い用法ですね。
- dream:夢。streamと韻を踏んでいることに注目してください。
マザーグース深読み探検隊
最初の"Row row row your boat”はyou(あなた)に対する命令文になっています。
つまり、この歌は、あなたへのメッセージ。最後の"Life is but a dream."(人生は夢に過ぎない)というのも、あなたに人生を説いているわけです。
人生は夢に過ぎないというのは、人生は実態の無い、夢のようなもので、むなしくて無駄だと絶望を伝えるのでなく、夢みたいなものだからこそ、くよくよせずに、悩まずに楽しんでしまえ!というポジティブなメッセージに思えます。だからこそmerrilyを4連発しているのでしょう。
かの夏目漱石は「草枕」の冒頭で「情に棹させば流される」(人の気持ちを思いやっていると、自分の思い通りにいかない)と人の世の住みにくさを述べていますが、同じ「流れ」をキーワードとした表現でも、Row row row your boatは極めてポジティブに、漱石はネガティブで、対照的です。これが日米文化の違いでもあるのでしょうか。いずれにしても漱石先生が聞いたら(この曲ができたのは、草枕の出版より前ですので、実際聞いていたかもしれません)、相容れない価値観にため息をついていたかもしれませんね。
ちなみに、おそらく後付けされたと思われる2番は
Row, row, row your boat
Gently down the stream
If you see a crocodile
Don't forget to scream.
となっていて、歌い終わった後に子供たちがscreamするのが定番です。
ラジオ番組で学ぼう
こちらのNHKラジオ語学講座へのオマージュとして作成したオリジナルラジオ番組をお聴き頂くと、Shinと一緒にこの歌を楽しみながら、英語を学び、暗唱もできます。
3レッスンご用意しており、Lesson1が解説編、Lesson2が発音編、そしてLesson3が暗唱編になっています。完全無料ですので、ぜひお楽しみください!
イマココ英語オリジナル!カラオケ音源
全体的にRとLが織り交ざっていて、とてもよい発音練習になります。