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読めば英語力もジャンプ!"Frog and Toad"の魅力(2)

さて、第二回は、Frog and Toadシリーズの全話をごく簡単に紹介します。これをきっかけに本を手に取ってもらえたら嬉しいです♪

Frog and Toad Are Friends

まずは1970年に発行されたシリーズ第一作。

SPRING

待ちに待った春の訪れを喜び、FrogはToadを起こしに行きます。眠くて起きる気のないToadを無理やり起こすためにFrogが講じた秘策とは?

THE STORY

体調が悪くて横になっているFrogのリクエストで、Toadは物語を考えます。けれどなかなか思いつかなくて、逆立ちしてみたり、水をかぶったり、頭を叩いたりしますが、やりすぎてくたくたになって…

A LOST BUTTON

ジャケットのボタンをなくして大騒ぎするToad。次々発見されるボタンは無くしたものとは違うものばかり。果たしてボタンは見つかるのか。そして集まった違うボタンをToadはどうするのか、要注目です。

A SWIM

川で泳ぐことににしたFrogとToad。なぜかToadは水着を着ます。でも可笑しな水着なので、見ないでと言い張ります。見ないでといえばいうほど、見たくなるのが人(と動物の)の性。どんどん動物が集まってきて…

THE LETTER

手紙を受け取ったことがないと嘆くToad。そんなToadのためのFrogはこっそり家に帰って、Toadに手紙をしたためます。この手紙をすぐに届けて、と頼んだ相手はカタツムリ。さて、手紙は無事に届くのでしょうか。そしてFrogは手紙になんと書いたのでしょう。

Frog and Toad Together

続いて1972年発行の第2作。

A LIST

やることがたくさんあるので、リストに書いて忘れないようにしたToad。まずは「起きる」から。その後リストに従ってFrogを散歩に誘いますが、リストが風に飛ばされてしまいます。次に何をすればよい猪飼、途方に暮れるToad。Frogの一言で、Toadが思い出したのは…

THE GARDEN

Frogの庭に憧れて、自分も庭が欲しくなったToad。花の種をもらって植えますが、大声で育てと叫んでも芽は出ません。育つことを怖がっていると思い込んだToadは本を読んであげたり、歌を歌ったり、あの手この手で恐怖を取り除こうと頑張りますが…

COOKIES

Toadがクッキーを焼きます。Frogの家に行って、一緒に食べ始めますが、美味しくて止まりません。何とかやめなければと箱にしまってひもで縛ったりしますが、それでは不十分と思い至って、取った秘策は?そしてToadの最後の決め台詞にも注目。

DRAGONS AND GIANTS

ドラゴンや巨人と闘う勇敢な人々の本を読んだFrogとToad。自分たちも勇敢か、試すために山を登った二匹。蛇に襲われ、落石に見舞われ、ビビりまくりですが、口から出るのは、怖くなんかないぞ!言っていることとやっていることのギャップが何とも可笑しい話です。

THE DREAM

夢の中でToadは、ステージに立ち、ピアノを弾いたり、綱渡りをしたり得意気です。けれど観客のFrogは声をかけるたびに小さくなってやがて見えなくなってしまいます。慌ててFrogを探すToad。目を覚ますと、そこには?Toadの夢は何を意味しているのか、深い洞察が潜んでいそうです。

Frog and Toad All Year

All Yearということで、季節に因んだ話が並べられた作品です。和訳タイトルだと、そのニュアンスが上手く伝わらないのですが、英語版を読んだ方だけが味わえる特典ですね。

DOWN TEH HILL

雪の積もる冬。Frogは気の進まないToadを外に連れ出します。二人でそりに乗って滑り出すと、Toadは上機嫌。でも振り替えてみるとそ…

THE CORNER

春の俄か雨に降られ、Frog宅で体を乾かす間、FrogがToadに子供の時の話をします。Spring is just around the corner. 春はすぐそこまで来ている、と聞いて、cornerを探しにいくFrog。どの角を見ても春は来てなくて、やがて雨が降り出し、たどり着いた角で見つけたのは…

ICE CREAM

暑い夏の日には何といってもアイスクリーム。Toadが二人分のアイスを買いに行きますが、戻る途中に暑さでアイスが解けてきて、Toadが大変なことに。起承転結が見事な作品です。

THE SURPRISE

10月。落ち葉が家の周りに積もり、FrogはToadの家をこっそり落ち葉掻きに出かけます。その時、Frogも全く同じことを考えていました。お互いにこっそり落ち葉をきれいにしたあと起きる出来事は…

CHRISTMAS EVE

クリスマスイブ。Toadはごちそうを用意してFrogを待ちますが、なかなかやってきません。穴に落ちたり、道に迷ったり、獣に襲われたりしていないか不安になって、助けに行こうと家を飛び出したところにFrogが立っていました。Frogが遅れた理由は。そしてそんなToadにかけた言葉とは?

Days With Frog and Toad

最後の1冊です。

TOMORROW

Toadの見事に散らかった部屋。Frogの忠告にも関わらず、片付けも掃除も水やりも明日(Tomorrow)やると言い続けるToad。やることだらけの明日が嫌になったToad。考えを改めて今日やることにしますが、その魂胆は?

THE KITE

凧あげに出かけたFrogとToad。Toadが走って凧をあげようとしますが、うまくいきません。その様子を見ていたコマドリにからかわれ、ToadはFrogに不平を漏らしますが、Toadは改善策をアドバイスします。そんな過程を何度も繰り返してついに…

SHIVERS

寒くて暗い夜にFrogが切り出したのは怖い話。Frogが子供の時(おたまじゃくしでしょ?という突っ込みは禁物)に森で迷って、子供のカエルを食べる幽霊、Old Dark Frogに遭遇します。子供のカエルを食べすぎて満腹なOld Dark Frog。お腹を空かせ、Frogを食べるために、他でもないFrogに大繩を回すことを要求します。縄を回し始めますが、絶体絶命の状況。Frogはどうする?そしてこれってホントの話?

THE HAT

Toadの誕生日にFrogは帽子をプレゼント。でもサイズが合わない!Toadは気にせずかぶりますが、前も見えずに転んで、2人のテンションはダダ下がり。そんなときFrogが大きな想像をすれば頭が大きくなるはず!と斬新な提案をします。その夜Toadは巨大なヒマワリや木や山の想像をします。さて翌朝何が起きるのでしょう。読んでみてのお楽しみ。

ALONE

ToadがFrogの家を訪れるとToadへのメッセージが。出かけるけど一人になりたい、と書いてあります。Frogを探しまわるToad。川の中の小島に一人腰掛けるFrogを見つけます。悲しそうなFrogを励まそうと、サンドイッチとアイスティーを用意して、カメの背中にのって小島に向かいます。Frogの悲しみの原因は自分だとおもって申し訳ない気持ちでいっぱいのToad。Frogが一人になりたいと思った本当の理由は…

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

4冊全20話と限られているからこそ、一つ一つの話のクオリティーが高いのかもしれませんね。おそらく中学生レベルの英語力でも辞書を使いつつ読めますし、ペーパーバック版がリーズナブルにAmazonで買えますので、ぜひ英語版で読んでみてください。

ご希望が集まったら、本を持っている方で集まって、勉強会か交流会、やってみたいですね。1話取り上げて、朗読したり、英語の疑問点を解消したり、感想を話し合うイメージです。参加してみたいという方は、メッセージください。企画します♪

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