英語で話すとき、
「話を始めたはいいけど、話がまとまらず、グダグダ話してしまって、いつまでも終わらせられない。」
あるいは
「話の中身を喋えたら、そことに安堵・満足して、話を終わらせることを忘れてしまう」
そんなことはありませんか。私にはよくあります(笑)。
話が終わったかどうかわからないので、先生なり司会者なり場を仕切る人から、
”Is that all?"とか聞かれたり、微妙な沈黙が流れたりします。
厳しい言い方をすると、きちんと話を終わらせないことは、その場の貴重な時間を奪う罪な行為でもあります。
特にオンラインでは、表情や雰囲気が伝わりにくく、ましてはカメラオフであれば、言葉でしっかり終わらせる必要がありますね。
ではどうしたらよいのか。Opening+Body+Closingという構造がとても大事という記事を書きましたが、話の終わらせるかはこのClosingにあたります。
Openingは話を掴む必要があるし、Bodyは何をどう話すかが重要なので、一朝一夕でうまくなりませんが、実はClosingはとっても簡単。
2秒で言える決まった表現があって、これを知っているだけで、それだけで英語力が爆上がりします。大げさに聞こえるかもしれませんが、学習の場と違って、「事を成す」必要があるリアルな実践の場、生活の場では、話を終わらせることが大事なのです。
逆に言えばいくら英語の勉強をして素晴らしい話ができても、このコツを知らなければそれだけで、残念な話し手とみなされてしまいます。
ではその終わらせ方とは!?
ズバリ
話を終わらせる表現+Thank you!
それだけです。
話を終わらせる表現は
That's it.
That's all.
が定番です。
前者のバリエーションとして
That's pretty much it.
があります。pretty muchという強調後が入りますが、意味は変わりません。ネイティブが良く使っているのを聞いてマネするようになりました。
そして「話を終わらせる表現」に続けて元気に笑顔でThank you!といえばOK。
参加者に「ああ、この人の話は終わりなのね」というメッセージが伝わり、司会者が引き取ってくれます。