アメリカに住んでいた時、子供が参加したとある行事で、参加賞としてこのような本を頂きました。
Laugh out loudはlolとも略されますが、声を上げて笑うこと。そんな子供がゲラゲラ笑うようなジョークを集めた一冊です。
ジョークの種類はいくつかあるのですが、今回はノックノック・ジョーク(Knock knock jokes)をご紹介しましょう。これは、一種の「だじゃれ」で例えばこんなものがあります。
Knock, knock.
常に最初は"Know, knock”で始まります。
Who's there?
返事も常に"Who's there”です。
Irish.
さあ、ここからがジョークのスタートです。この例ではIrish、つまり「どなたですか」と聞かれて「アイルランド人です」と返事しているのです。
Irish who?
次は、答え+who?という形になります。この例ならIrish who?ですから、アイルランド人の誰なの?という問いかけになります。
Irish you would let me in.
最後がオチの一言です。英語でいえばpunchlineですね。この例ではIrish you would let me in.となります。
むむむ?何が可笑しいかわかりましたか?わからない方は、何度も音読してみてください。
そう、音が似ているI wishとIrishを掛けているんです。
このように、Knock knock jokeの典型的なオチは、「似ている音によるダジャレ」です。
この本のシリーズのオフィシャルサイトの動画からもう一例。いろんなジョークが続きますが、一番最初のものに注目ください。
Knock knock.
Who's there?
Betty.
Betty who?
I Betty (bet he) doesn't know who this is.
ということで、Bettyとbet he(betは断言する、という意味の動詞)を掛けていますね。
ダジャレパターンの他にこんなものもあります。
Knock knock.
Who's there?
Who.
Who who?
Are you an owl or something?
わかりますか?
Whoと答えることで、相手は自動的にWho who?ということになりますよね。このWho who?が、フクロウの鳴き声である”Hoot, hoot”に似ているので、最後に「あなたはフクロウ(owl)か何かなの?」というオチになるわけです。これを突っ込み型とでも呼びましょうか。
私もこの突っ込み型で一つ作りました。
Knock knock.
Who's there?
Tou
Tou who?
Yes, we gonna have a very healthy dinner today.
こんな英語、まずもって教科書や参考書には出てきませんし、テストにも出ませんが、子供たちが楽しそうに話している様子からも、生きた英語であることには間違いありません。ネイティブのカジュアルな発音が実際どのように聞こえるか(他のネイティブに聞こえているのか)、というヒントにもなります。実際、Jokeの中にはいまだに何が可笑しいのかわからないものもあったりします。
アナタもオリジナルのKnock knock jokeを作ってみてはいかがでしょうか?
そしてjokeとともに、英語の歌も英語の学びを深めるのにはお勧めです。
こちら、動画と音声でもノックノックを紹介しています(同内容です)
イマココ英語が推す英語の歌、マザーグースについてもチェックしてみてくださいね。