我が家では子供が寝るときに、日本語の本と英語の本を一話ずつ読み聞かせることをなるべく毎日のルーティーンとしています。
英語については、アメリカで買い溜めしてじた子供用の薄いペーパーバックシリーズを読んでいますが、最近手に取ったのがArnold LobelによるFrog and Toadの本。以前から存在は知っており、日本語にもなっている超有名な作品ですが、じっくり読んだは始めて。
ちょっとおとぼけのToadとしっかり者でクールなFrogの友情物語なのですが、素朴でユーモア溢れるストーリーに通底するお互いを思う純粋さに、なんとも心洗われる気持ちになります。
例えばこの本のSHIVERSという話。(以下ネタバレありです)
寒くて風の強い夜に、暖炉の前で、お化けの話(a ghost story)にぴったりだと、FrogがToadに話を始めます。
子供の頃、家族でピクニックにいき、親とはぐれたところで、Old Dark Frogというお化けに遭遇し、おそわれてしまいます。
ビビるToadが"Are you making this up?”(作り話しているの?)と聞くと、Frogは"Maybe yes and maybe no”(多分そうでも、たぶん違う)と答え、話が進むたびにこんなやり取りを繰り返します。
何とかOld Dark Frogから逃げたところでFrogの話は終わり、FrogもToadも怖くなって、震えるという顛末なのですが、そんな怖い話を共有した二人はあたたかな気持ちになったというのです。
They were having the shivers.
It was a good, warm feeling.
なんだろう、この余韻。大人になるとなかなか友情を感じることがありませんが、子供の頃の記憶を呼び覚まされるような気持になります。
私の下手な朗読より、プロのオーディオが欲しいなと思ったら、Amazon Audibileであったので、即購入してAlexaから再生したりしてます。こちら、効果音がいい感じで入っていて、楽しく聴けます。
英語の読書が英語力向上に最良とわかりつつ、長い洋書を読む気力も時間もありませんが、子供向けの本は朗読の練習にもなるし、子供も喜ぶし、一石二鳥かもしれないですね。